らぶ☆すとーりー 3
俺は一度会社に帰った。



どうにかならないものか・・・。





次の日、俺は会議があった。



うちの会社のイメージを変えようという事で、ポスターを作ろうと言う事になっていた。



「やっぱり写真ですよね?建物とかの。」



「でも、それじゃ、今までと変わらないでしょう?」



「思い切って絵なんかどうでしょうか?」



何て意見をする人がいた。



絵・・・?



俺は綾乃の絵を思い出した。



これだ・・・。



「絵にしましょう。その絵を一般公募しましょう。」



俺は賭けに出た。



この応募に綾乃が気が付いてくれる事を。



「あと、この公募・・・学生さんに絞ります。



新しい未来に相応しい学生さんに。



良い、宣伝文句じゃありませんか?



そして、会社の名前は公にしない。



公にしたら、学生さんと名乗る人も出てくると思いますし。



四つ葉社さんに全面協力を得たいと思います。



費用もあまり掛からない。皆さんどうでしょうか?」




パチパチパチ・・・皆は賛成してくれた。



俺は誰に何と言われてもいい・・・。



綾乃を探したい一心だった。





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