らぶ☆すとーりー 3
私の絵本は結構売れていた。



編集長さんにサイン会とかしませんか?



なんて言われたけど、私は自分をあまり公にしたくなかった。



顔が知られると、隼人に知られてしまう。



もう隼人は私を探していないかも知れない。



けど、私自信まだ隼人を忘れる事は出来ていなかった。




編集長さんから電話が掛かってきた。



「大手企業のポスターの公募があるんだけど、描いてみないか?」と。



テーマは海と建物。



「良いですよ?」



何て、私は簡単に答えてしまった。



絵を描く事は好きだし、その絵が皆に見ても貰えるのも嬉しい。



選ばれるかは分からないけれど、やってみようと思った。







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