らぶ☆すとーりー 3
私達は次の日、隼人の父親に逢いに行く事にした。



私と隼人は手を握りしめたまま離さなかった。



コンコン



「どうぞ。」



私が社長・・・いや、隼人の父親に逢うのは2度目。



「よく来てくれたね。」



「はい・・・。」



隼人は父親の顔を見るなり、



「お父さん俺、綾乃と結婚します。」



と言ってくれた。




「俺、もし結婚を反対されるのであれば、



 この会社を辞めようと思います。



 俺を市川家から勘当して下さい。」



迷いも何もない隼人の決意。



「もう、俺は綾乃を離したくありません!」




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