らぶ☆すとーりー 3
俺はそんなびっくりしている戸田さんに『チョコレート博覧会』のチケットを見せた。



「これ、知り合いに貰ってさ・・・一緒に行かない?」



彼女はチケットを見て笑顔になった。



これはいけるかも知れない!と俺は思った。



けれど、戸田さんは難しい顔をして何かを言おうとした。




俺は断れる事を察して先手を打ったんだ。



「俺が本当は行きたいんだ。でも、男一人なんて淋しいから・・・お願いっ!」



そう言って頭を下げた。



彼女は困った顔をしながらも、



「いいですよ。」



と、言ってくれた。




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