窓、ひらけば君と恋。
素直な気持ちって?
昨日は何だったんだろう…
私は朝から昨日のことばっかり考えていた。
恋…
「ハァー…違うよ…」
「何が違うの?」
へっ?!…彩夏か…
「おはよう。で?何が違うの?」
彩夏に相談してみる?今のモヤモヤした気持ちを…でも…
「な、何でもないよ!早く席つきなよ…」
彩夏はつまらなさそうな顔をしながら席に戻った。
〜昼休み〜
「香奈。今日休みだったね〜風邪大丈夫かな〜」
今日香奈は風邪で休んでいた。
「そういえば、香澄も今日元気ないよね。なんかあった?」
えっ?…よしっ…
「うん…実は悩みが…」
悩みという言葉がでると彩夏の目がキラキラしてきた…
「悩み?あの…悩みなんて今までなかった…あの香澄が?で?何…?」
何…興奮してんの?ていうか、今まで悩みなかったとか失礼な…まぁ、いいや…
「あー…あのね…これ友達の話なんだけど…で、相談されたんだけど…答えれなくてだから!…」
「あー!もうっ!!長いっ!で?その友達がなんて?」
「ドキドキとか…モヤモヤとか…そういう気持ちって…恋なのかな?」
言ってしまった…でも…バレてないよね?
「ふーん…友達がね〜まぁ簡単だね。それ、完璧恋だよ」
彩夏は冷静に言った…
「ち、ち違うと思うよ〜ほら、夏バテとか〜」
「はい?夏バテなわけないでしょ。香澄は今まで恋したことないから分からないんだよ」
そりゃ〜恋なんてしたことないけど…
「私だって真剣に悩んだんだから!」
「えっ?私は香澄の友達の話をしてたんだけど〜?」
あっ!ヤベッ…
「まぁ…その友達に〜自分の気持ちに素直になりなさいって言って」
「分かりました〜…」
授業が始まってからも悩んでいた…
「自分の気持ちに素直になるって…どういう意味…」