ワタシノ好キナ王子サマ★
「いいえ!!させて下さい!!あ、三人で映画に見に行きませんか!?俺、調度、今人気の『かたつむり23号』のチケットを持ってるんで!!」
基之君は頑固だった。
なかなか引き下がらない強者。
そして私は『かたつむり23号』なんかに興味はないし、というより、そもそも知らないし…。
私は王子様の趣味を疑った。
「マジで!?」
さっきまでガラの悪い顔をしていた和哉の顔が、急に輝いた。
「俺、それすっげぇ見たかったヤツ!!売り切れてばっかだからなかなか見れなかったんだ!!」
和哉の興奮に軽く引いた私は、ついでにコイツの趣味も疑った。
基之君は頑固だった。
なかなか引き下がらない強者。
そして私は『かたつむり23号』なんかに興味はないし、というより、そもそも知らないし…。
私は王子様の趣味を疑った。
「マジで!?」
さっきまでガラの悪い顔をしていた和哉の顔が、急に輝いた。
「俺、それすっげぇ見たかったヤツ!!売り切れてばっかだからなかなか見れなかったんだ!!」
和哉の興奮に軽く引いた私は、ついでにコイツの趣味も疑った。