ワタシノ好キナ王子サマ★
「マジっすか!?良かったぁ〜。じゃあ3人で一緒に…」

「それは無理。」


さっきの興奮が嘘かのように、和哉はキッパリと言った。


「俺、映画は1人で見る派だから。それに…」


和哉は私をチラリと見て、


「こいつ、そういうのからっきし興味無いから。」


と言い放った。

和哉の言った事はその通りだ。

私はその映画に興味がない。

でも、その言葉を残念そうに聞いていた基之君が、あまりにも可哀想な感じがしたから…

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