ワタシノ好キナ王子サマ★
でも…

「え??有名人なの??」



「うん。ファンクラブまで作られてるよ」



私は、驚愕した。



そこまでモテてるとは…。



確かに顔カッコいいし、性格も良いから、皆にとっても王子様だよね…。


「稲穂基之がどうかしたの??」


「…カッコいいと思ったから…。」


私は、気力がなかった。



泉那がライバルじゃなくて良かったけど、でもそんなにモテてるなら、私なんか目じゃないだろうな…。


…なんて…。


元々からダメなんだろうけどね。


「何??どうしたの??」

泉那は心配そうに私を見た。


でももうすぐ授業。


「後から話す。」
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