ワタシノ好キナ王子サマ★
「お前が心配なんだよ!!」



「そんな心配いらない!!そんな事より…和哉が人の悪口を平気で言う奴だとは思わなかった!!」



私の台詞が和哉の心に突き刺さったのか、和哉の顔から緊張の糸が切れた感じがした。



「悪い…。どうかしてた…。」



和哉は、謝るとその場を離れようとした。


私は、和哉の腕を掴んで阻止した。



「逃げんな馬鹿…。…私も悪かったよ。」


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