ワタシノ好キナ王子サマ★
「馬〜鹿!!」
和哉は馬鹿としか言わず、そのまま私の一歩先を歩いた。
馬鹿はこっちのセリフだし!!
「何、当ててんだよ…。」
和哉はボソッと呟いた。
「ん??何か言った??」
「そのうち現れるさ。お前の王子様…って言ったんだよ。」
「…ぶっ!!彼氏欲しいて言ったけど、王子様とまでは言ってないよ〜!!」
はははと私は笑った。
「…そうだな。」
和哉は笑わなかった。
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