ワタシノ好キナ王子サマ★
「だ…大丈夫…(じゃない)です…」


私は、気絶しそうでしなかった。



「まじっすかぁ!!それは良かった!!」


まじじゃないです。



「馬鹿かお前!!良くねぇだろ??夢乃…立てるか…??」
和哉は私の心が読めるのか!?


「ごめん…無理…」



和哉には正直に言ってしまうよ。

さすが幼なじみ。

和哉は私の前に、背中を向けて屈んだ。

「乗れるか??」


どうやらおんぶをしてくれるつもりらしい。
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