僕は君の犬だから
第一幕

真っ暗な闇の中で、僕は立っていた。


何か微かに聞こえる。


「…ない…まない」


ようやく闇になれた目に映りったのは…







「昌史!!」


僕は名前を呼ばれて飛び起きた。


「ふぁい!!」


「授業中に寝てんじゃねぇ!」


「すいませんです。」


竹田先生はそう言って黒板にまた数式を書きだした。


寝てたのか…昨日は遅かったしな。


< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop