微妙怪談同好会Ⅱ
学校の怪談
それは卒業式を翌日に控えた肌寒い3月の出来事だった。





俺は卒業前夜祭と称した仲間との遊びに行ったため、制服を学校に忘れてしまったんだ。






まぁ友達もみんな制服を学校においたままだったから取り立てて必要ってこともなかったんだが、俺は後輩からボタンや制服を催促されてたから明日に備えて制服をちょっと点検しておいた方がいいんじゃないかって気になったんだよな。






ほら…なんか変な匂いとかしたらちょっと恥ずかしいしさ…。





って、言い訳っぽくなっちゃったけど…。





まぁ、そんなことで学校に戻ろうと決めたんだ。






まだ夜の九時だったし先生も誰か残ってるだろうって思いながら…



< 1 / 6 >

この作品をシェア

pagetop