永遠に―とわに―


「…ぇ?」


私は訳がわからずその場に立ち尽くしていた。


そしたら、


「ま、せっかくだから入りなよ♪」


せっかく???


何故かオーナーは上機嫌だ。


「え?いいんですか??」


「え?何が??」


私は一瞬わざとかと思ったけど、オーナーの顔は真剣だ。


「私、クビぢゃあないんですか??」


「あぁ?何でクビにしなきゃいけないんだよ?」


オーナーは呆れて笑いながら言う。


「…ぃゃ、だって!遅刻しましたし。」


「遅刻??」


オーナーは「へ?」という顔をしながら、私の顔を見る。


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