永遠に―とわに―


「はあ…じゃあ帰った方がいいですよね?」


私はオーナーの顔を覗きうかがいながら聞く。


「…あぁー、アッハハいや別に無理して帰らなくてもいいけど、ここにいても、ねぇ?」


「そぅですよね。じゃあ帰ります…失礼しました」


私は頭を下げて帰ろうとした。


そしたら、


「あ、そう言えばさっき悠とか言う人がここに来たよ。あの人も今日が休みとは知らなかったみたいだよ」


え?


悠が?


何しに来たんだろ!?


てか、店に来たんだからお酒でも飲もうとしたのかな!?


でも、朝からお酒なんか飲むか?


第一このお店って4時からしかお客さん入れないんだよね。


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