永遠に―とわに―


私は


ずっと家で


1人だった。


寂しくても、


母には言わなかった。


母も苦しい


私はそう思ったから、


言えなかった。


母の顔がやつれていて、


私の気持ちを


言いたくなかった。


母の心配事


増やしたくなかった。


そんな母は


一日中家でゴロゴロしている私に、


怒りもしなかった。


いや、怒る気力がなかったのかもしれない。


毎日毎日朝から深夜までの仕事。


疲れてないはずがないんだ。


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