永遠に―とわに―


でも、


中卒の私を雇ってくれる店なんて限られている。


そして、


悩んだあげく


母はキャバクラを選んだ。


母はきっと


自分と同じ世界にやりたくないと思ってたはず。


だけど、このまま働かないでいるよりはましだと思ったんだろう。


母も決死の判断だったと、


判断がつく。


母の苦労を私は知っている。


だから、


嫌とは言わなかった。


言ってはいけないと思った。


< 8 / 58 >

この作品をシェア

pagetop