禁断的な愛し方
二人は喫茶店に入った




祥次はかなり


カッコイイ男に成長していた




「お兄ちゃん、今は何してるの?」

「大学ん時に教員免許をとって、体育教師をしている。お前は?」




久しぶりに祥次


の優しい笑顔が見れた




「私は3月に大学を卒業して、情報処理系の会社に就職することになってるよ」



「そっかあ。もうすぐ、卒業式かあ」




コーヒーを飲んだ




「でも、お兄ちゃん。本当、よかったね?念願の体育教師になれて。夢だったもんね」

「ああ、うん」




祥次はそっけない返事だった




「そういえば…そういえば。彼氏、できたか?」





「え?」

「彼氏だよ。彼氏の一人や二人はいるだろ?」




スルーっと聞いた




「いないわよ」




ちょっとムカッ




「そんな、叫ばなくても」



光は心の中で


祥次に




[今でも祥次が大好きよ]




と伝えたかった

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