禁断的な愛し方
「わかったよ」

「お兄ちゃん?」




すると


女性が祥次に駆け寄って来た




「祥次、何やってるの?」

「よぉ。加奈」




加奈という名だった


光は


誰?と思った




「ああ、紹介しとく。俺の彼女の加奈だ。俺と同僚で付き合ってる」





「…」




光は黙ったままだった




「こいつは、光。俺の実の妹。」

「祥次、妹いたっけ?」

「父親が一緒。母親は違うけど。まあ義理ってやつかなあ。一緒には暮らしてないけど」

「ふーん。ねぇ、今からデートしない?」

「ああ。」





光は黙ったままだった

< 112 / 124 >

この作品をシェア

pagetop