禁断的な愛し方
そして


病院について


手術がはじまった


祥次は両親と光の母親に


連絡をした。




そして


それから少したって


光の母親の方が先に着いた





「あ…」




と呟きながら


立ち上がった


会うのははじめてだった




「光は?」




聞いた




「手術室です。」

「そう」




二人は椅子に座った




「光ね、この7年間。ずっとあなたのことばかり気にしていたのよ」

「俺もです。最初はずっとあなたや光が憎かった、でも時が経つにつれて」





「そんなこと、もうどうでもいいんじゃないか?って。過去にいつまでも縛られてちゃ。情けないって、いい加減前見ろって。俺はもう光のことは諦めます。それに、あいつと俺は」




すると


手術室から先生が出てきた

二人は駆け寄り




「光は、光は無事なんですか」




叫んだ




「出欠があまりにもひどくて、輸血が必要だと。」





輸血


ちなみに


設定では


光はA型


祥次はO型


父親はA型


光の母親はA型


祥次の母親はO型




「クソ!A型の父さんがいれば。けど、父さんは出張中だし。」




母親は何か決心したようだった




「光は本当はO型なの」
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