禁断的な愛し方
「何?」

「開けてみろよ」




光は開けてみると


指輪が入っていた




「これって……」





「婚約指輪、俺と結婚してくれ、一緒になってほしい」



光は胸の鼓動が高まるのを感じた




「うん。私と結婚して」




抱き着いた


長い間、夢見ていた


お兄ちゃんじゃなくて


祥次の隣は私でありたいって


あの夢は現実となった。





鐘が鳴った


スーツに身を包んだ


祥次が部屋のドアを開けた



目の前には


ウェディングドレス


姿の光が


すごく綺麗だと


祥次は思った。




「どうかなあ?」




優しい笑顔で微笑んだ




「ああ、すごく綺麗だよ。」





「さっすが、俺の花嫁さん。」




キスをした。




「さあ、皆の所に行こう」



そう言いながら祥次は


光を連れ出した




「おめでとう~」




これからいろいろ辛いこと

が待っているかもしれないけれど


でも 私達は平気だよ


お互いがいつも一緒


にいるかぎり


どんなことも乗り越えられる


きっと二人が信じあっていれば


大丈夫だよ


出会えてよかったね
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