禁断的な愛し方
「ちょ!」




びっくり 祥次の体重がのしかかって 苦しいというのもあるが
かなりの急接近なので 胸がなぜかトキめく 祥次は黙ったまま






「お兄ちゃん、重い」




だけではないけれど




「おぉ、今、どく」




と言いながらどく 気配がない





「って全然どいてくれないじゃない」




暴れる すると祥次は 光の体を自分に向かせた
やっやばすぎる






「ちょっ、やだ!冗談」




光は目線をそらす 体が動かない




「冗談じゃないよ?もう我慢できない。」




キスをしようとするが 光はなんとか抵抗して
ふせぐことができた




「や!」




叫んだ




「本当、冗談じゃねぇよ!なんで血繋がってねぇのに!我慢しなきゃいけねえんだ」




悔し泣き





「お兄ちゃん」




と呟きながら[泣いている]光の耳元で




「こんなに、好きなのに」




祥次の思いがすごく伝わった




「今だけ、いいよ?」




混乱していたが




「思う存分、抱きしめて。」
[もちろん、あーゆうのはナシだけど]




顔真っ赤 言ったそばから恥ずかしい 祥次は力強く抱きしめた




「ずっとこうしてみたかった。」




光はトキめいた




[ダメよ!これはケジメなんだから]
「お兄ちゃん、これでいいでしょ?私のことはふっきって。雫ちゃんの気持ちに答えてあげて」
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