禁断的な愛し方
その夜 光はなかなか眠れなかった 祥次のことばかり
考えていたのだった 泣いていた ずっと 今日一日我慢していたのだった 誰かに知られるのが恥ずかしかった




[昨日みたいに、お兄ちゃんに抱きしめてもらいたい。キスだって、お兄ちゃんとしたい]




顔真っ赤 苦しかった




[お兄ちゃんは、もう。雫ちゃんのもの!誰かのものになっちゃったんだ。]




光は起き上がり祥次の部屋に向かった 時計は12時を指していた




「さすがに寝てるかな」




と思いながら 部屋のドアを開けた 中は真っ暗
さすがに寝ているようだ 光はベットに向かった 眠っているようだ
光は顔を近づけた




「おにい」




すると




「光。」




寝言のようだった




「お兄ちゃん」
[私の夢を見てるの?]




祥次は涙を流している




「好きだ、ずっと愛してる」




寝言にしちゃできすぎ?




「お兄ちゃん」




光は祥次にキスをしようとした キスをした瞬間
祥次は目を覚ました 光はびっくり




「な!何やってんだよ?」




思わず起き上がった




「あ!あわわ」




急接近 顔がかなりドアップ





「あわわ?」


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