禁断的な愛し方

第7章

「ダメだよ?よく考えたら、二人に失礼だよ。雫ちゃんに拓也。二人は私達が兄妹じゃないってこと、知らないんだよ。だから。これ以上傷つけたくないから。もう。これからはあまりお互い深入りしないようにしよう。それが一番いいのよ。お兄ちゃんだって、そう思うでしょ?今日はホントに楽しかった。明日のダブルデート楽しみにしてるね?帰ろう」




光は祥次の腕を掴んだ





「けど!別に」




何か言いたそうだった




「ホントに兄妹なら、抱きしめあったりなんかしないよ[キスだって]しない。今までの生活に戻るだけよ?数ヶ月前まではそうだったんだから。」




語った かなり無理してる




「別にいいじゃん。兄妹が抱きしめあっちゃ絶対いけねぇのかよ?キスはともかく。」




光は涙ぐんでいる 祥次に近づいた




「わかってよ?もし。お兄ちゃんとこんな風に出会わなかったら。ただの部活の先輩と後輩として出会っていたら、こんな態度とったりしないよ。」




叫んだ





「もっと、違う出会いかたをしていればこんな、思いしなくてすんだのに。お兄ちゃんだって私のことで辛い思いしないですんだのに」




祥次は黙ったまま




「私なんて引き取られなければよかったんだ」




!!祥次は光に触れようとしたがやめた






「バカ言うんじゃねぇよ!父さんも母さんも血が繋がりがなくても、光のこと俺と同じように実の子供のように、可愛がってる」




真剣




「だからもうそんな顔するな」




軽く抱きしめた

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