禁断的な愛し方
笑顔で 珍しく光がからかった すると光の隣の席に
誰かが座った その瞬間映画が始まった

映画の題名は
「はかない愛」
なぜか知らないが 義理兄妹モノだった

二人は映画の登場人物に 自分達自身を重ねて見ていた
結末では二人とも号泣 なぜか 心にしみたらしい





END





映画は終わった





「いい映画だったね」
「まるで、俺達自身を見ているようだったな」
「何言ってんのよ」





と言いながら祥次が立ち上がろうとした瞬間

光の隣に座っていた 男の子が光の腕を掴んだ





「ちょっと一緒に来てくれる?すぐすむから。」





思わず少年の顔を見ると 祥次に負けず劣らずのカッコイイ子だった
はじめて出会ったのに なぜか胸キュン 思わず動揺
祥次にも伝わったのか 祥次も動揺している





「な!無理です!そんな」




叫んだ 祥次も隣でうなずいている




「もしかして、この子の彼氏?」





光はかなりびっくり 祥次は光の肩を抱きながら
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