禁断的な愛し方
「いいんだよ」




光の耳元で呟いた 光は一瞬 ドキッとした




「生はかまわないよな?それに雫ちゃんも?」




聞いてみた




「いいよ?別にかまわない。光ちゃんがいいなら?」



光を見た 光は思わずうなずいた




「なら決定だな」




「な!あんたら、勝手すぎ」




拓也はさすがにあまりいい気分ではない




「悪いな?男ならドーンとあきらめろ」



祥次は真顔で言った 拓也はためいきをついて




「あーもういいよ?生っていったっけ。あんたも光のこと」




なんとなく感づいた 祥次はするどいと思った

大きく息を吸いながら




「本当光って、モテるよな!生さんには好かれてるし。義理の兄の祥次さんには溺れ愛されてるし」




拓也はついつい皆の前で言ってしまった

ちなみに 雫 大介 生は知らなかった




「嘘だろ。そんなの聞いてねぇよ」



なんかものすごくショック 祥次と光は黙ったまま
何を言えばいいのか わからなかった




「そっか。お前も辛かったよな?」
< 74 / 124 >

この作品をシェア

pagetop