禁断的な愛し方
「俺、お前が光ちゃんのこと好きなら諦めるつもりだけど」
「遠慮なんかすんなよ」




祥次は優しい笑顔で光は黙ったまま 祥次を見つめる




「俺、雫を追い掛けるから。後は二人でデートなりなんなりしてくれ」





祥次は店から出た 拓也もいつのまにかいなくなっていた

光と生は二人っきり 光は生に視線を




「俺のことは気にしないでいいよ?祥次を追い掛けなよ?」




優しい笑顔で光は一礼して立ち去った




「やっぱ、叶わないよな?あの二人には」




光は祥次を発見




「お兄ちゃん」




大声で叫んだ

祥次は走るのを止め振り返った




「光?」




びっくりした




「お兄ちゃん、いいえ、祥次!!私、祥次が大好き!忘れようとしても忘れられない」




抱き着いた 皆の視線が




「バカ!?なんで、いいじゃん?生と付き合えば?生なら山城よりずっといい奴だし?俺なんかより。俺なんて本気で好きになっちゃダメだ」
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