禁断的な愛し方
「雫ちゃんのことか?」

「うっうん。かなりショックだろうなって。」




あの時 すごく辛そうだった 私も辛かったけど

彼女もどんなにショックだったろうか そう思うと

胸が苦しくなってきた 雫のことだけではない 拓也だって……
「とにかく、行こう?」




と言いながら光の手をギュっと握った




「うん?」




と言いながら祥次を見た

その日 二人は学校でかなり驚く出来事が

それは 雫が再び 転校することだった 正確には

またまた父親の都合で 前いた学校に戻るということだった

先生は教室で皆に そのことを伝えた

休み時間 中庭に光達はいた

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