禁断的な愛し方
「その先輩、自分自身より。君のことをずっと大切に思っていたんだと思うよ?君は悪くない。もちろん、その先輩も悪くない。だからそんなに悲しんじゃダメだ」




優しく抱きしめた




「忘れろって、言ってるんじゃないよ。きっとその先輩以上に素敵な人に巡りあえるよ」





「ホントに出会えますか?」

「ああ、信じていれば!きっと、俺も光も信じてる。」




優しく微笑みかけた




「なら、今日は雫ちゃんのお別れ会でもしようか?」
「お別れ会?」




雫は立ち上がった




「しばらく、会えなくなるんだから。ねっ?いいでしょ」





光は雫の手をギュっと握り微笑んだ




「ありがとう」




と言いながらした

そして 放課後にて 光は家で雫のお別れ会をはじめた

母親は 雫のためにちょっと豪勢な手料理を作りはじめていた

その間 三人は光の部屋にいた





「でも本当、あっというまだったね?」

「ああ、雫ちゃんが転入して、まだ一ヶ月も経っていないからな」




光は雫の手を握り




「雫ちゃーん!うわーん!」




少々している




「お前何も泣き叫ぶことねぇだろ?」




と祥次は光に問い掛けた
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