禁断的な愛し方
「だって、だって」




まるで子供みたいに

大泣きしていた




「後、それともう一つ。出発、大会が終わった次の日ですから。応援は行けますよ」




と笑顔で言った

光達はかなり嬉しかった

楽しかった

しかし

次の日をきっかけに

二人は引き裂かれてしまうことに





次の日

登校中にて




「そういえば、光、本当の両親のこと」




なぜか

ふと思いついたので

聞いてみた




「覚えてない。顔すら」




確かに

捨てられたのは

まだ赤ん坊だったから




「そっかあ。本当の両親に会いたいとか思ったりするのか?」





と聞いてみた

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