Two Strange InterestS
 だから、ね、薫。

 私の言葉に、逃げずに、真っ直ぐ返答して。

 今の薫の気持ちを、私にぶつけて。

 私は、逃げないから。


「私は……沢城都は、新谷薫が好きなの!
 今更薫がどんな過去を背負ってたって、BL好きっていう事実の方が私にとっては衝撃的だったに決まってるでしょう!?
 でも……私は、薫のそういう一面しか知らないから、これからもっと色々知って好きになっていきたいと思ってるの! だから教えてよ、直接言ってくれなきゃ何も分からないんだから!
 それに……いいわよ別に、女教師でもロリでも誰でもかかってきないさいよ!
 薫がどれだけハーレム状態になったって……私は絶対、薫を攻略してみせるんだからねっ!」
< 137 / 160 >

この作品をシェア

pagetop