Two Strange InterestS
「だから俺は、ゲームに逃避するなんて考えられなかった。でも、心のよりどころが欲しくて……結局、杏奈みたいに夢中になれる何かが欲しくて……紆余曲折を経た結果、偶然、大樹が持っていた綾美さんの同人誌を読んだんだ」



 ――抵抗がなかったといえば、嘘になるけど。
 ――でも正直、本の中にいる彼らが羨ましかった。
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