Two Strange InterestS
 これだけ状況作っておきながら、まだ私に確認するのかこの男は。もしかして、そういうプレイ?

 こういうときは……私も薫のこと好きって言ったんだからこの状況だって同意してるの。がばっとやっちゃえばいいのよ、がばぁっと。

 ただ、私のこと、大切に思ってくれてるんだよね? 今だって、私がこの状況をどう思ってるのか……正直、不安なんでしょ?

 その不安、取り除いてあげるよ。
 とっておきの言葉で。


 私は残った涙を拭うと、口元ににやりと笑みを浮かべて、言った。


「よし、やっちゃえ☆」
< 148 / 160 >

この作品をシェア

pagetop