Two Strange InterestS
「パソコンを貸してる?」
「うん……ほら、入学の時にパソコンを買えって言われなかった?」
パソコンは現代の大学生における必須アイテムになっていた。レポートも手書きを認めない教授がいるし、課題をメールで提出するよう指示されることもある。
学内にパソコン室は3か所あるけれども、学期末は課題に追われた学生でごった返すことになるとか。それに今後を考えた場合、パソコンは学生のうちに使えるようになった方がいい……そんな話を延々と聞かされ、最終的にとあるメーカーが大々的に自社のノートパソコンをPRしていたオリエンテーションを思い出す。
「私はもう自分のパソコン持ってたから買わなかったんだけどね……入学時に注文したやつ、まだ届いてないって友達からの頼みだったから」
「でも、沢城さんのパソコンには、色々見られて困る物が入っているんじゃないのか?」
「そ、それは言わないで……ユーザー切り替えることで見られないようにしてるけど、不安だから」
言葉の通り不安そうな顔で呟く彼女に何か触発されたのか……俺はこの後、自分でも予想外の提案をすることになる。
「うん……ほら、入学の時にパソコンを買えって言われなかった?」
パソコンは現代の大学生における必須アイテムになっていた。レポートも手書きを認めない教授がいるし、課題をメールで提出するよう指示されることもある。
学内にパソコン室は3か所あるけれども、学期末は課題に追われた学生でごった返すことになるとか。それに今後を考えた場合、パソコンは学生のうちに使えるようになった方がいい……そんな話を延々と聞かされ、最終的にとあるメーカーが大々的に自社のノートパソコンをPRしていたオリエンテーションを思い出す。
「私はもう自分のパソコン持ってたから買わなかったんだけどね……入学時に注文したやつ、まだ届いてないって友達からの頼みだったから」
「でも、沢城さんのパソコンには、色々見られて困る物が入っているんじゃないのか?」
「そ、それは言わないで……ユーザー切り替えることで見られないようにしてるけど、不安だから」
言葉の通り不安そうな顔で呟く彼女に何か触発されたのか……俺はこの後、自分でも予想外の提案をすることになる。