Two Strange InterestS
現在物語は第5章。共通ルートを終え、念願の風華ちゃんルートに突入したのだが……ようやく主人公(敬一)が彼女に告白して、キスしたところである。長い、こ こまで長かったよ……水着でのイベントは後半にも登場するんでしょうね? 恋人になる前と後では、水着の扱われ方も変わってくるんだから!
「……家に送ってこの章は終わりかぁぁ……あぁもう、そういうゲームなんだから、さっさとやることやっちゃえばいいのに……」
椅子に胡坐をかいて、持ってきたポッキーを口に入れると(メッセージはオートだから、クリックしたりする必要がないのだ)……黙々と読書に興じていた彼が、よっこらせと立ち上がった。
ちなみに、本日の手土産は……まだ私でさえも見たことのない、綾美の同人誌である。彼女にこの関係がひょんなことでバレてしまい(別に後ろめたいことは何もないんだけど)、新谷氏がBL初心者ではないことを知った彼女が、黒い袋に入れて私へ手渡した一品である。勿論、私は閲覧不可。
最初は私がゲームをプレイすることに渋い顔をしていたが、彼女の本を渡した瞬間、私に背を向けやがったのよ彼ってば。
それからは黙として語らず、ひたすら読みふけっている。私が軽く嫉妬するくらいに。
だからもう、開き直ってやる。私は今日、風華ちゃんに逢いに来たのだ。途中色々ありすぎて遅くなったけど、彼女と幸せな学園ライフをエンジョイするためにやって来たんだからっ!
「……家に送ってこの章は終わりかぁぁ……あぁもう、そういうゲームなんだから、さっさとやることやっちゃえばいいのに……」
椅子に胡坐をかいて、持ってきたポッキーを口に入れると(メッセージはオートだから、クリックしたりする必要がないのだ)……黙々と読書に興じていた彼が、よっこらせと立ち上がった。
ちなみに、本日の手土産は……まだ私でさえも見たことのない、綾美の同人誌である。彼女にこの関係がひょんなことでバレてしまい(別に後ろめたいことは何もないんだけど)、新谷氏がBL初心者ではないことを知った彼女が、黒い袋に入れて私へ手渡した一品である。勿論、私は閲覧不可。
最初は私がゲームをプレイすることに渋い顔をしていたが、彼女の本を渡した瞬間、私に背を向けやがったのよ彼ってば。
それからは黙として語らず、ひたすら読みふけっている。私が軽く嫉妬するくらいに。
だからもう、開き直ってやる。私は今日、風華ちゃんに逢いに来たのだ。途中色々ありすぎて遅くなったけど、彼女と幸せな学園ライフをエンジョイするためにやって来たんだからっ!