Two Strange InterestS
 思考が停止する。

 初めて名前を呼ばれたことと重なって頭が一瞬でフリーズ、現状処理能力が大幅に欠如。そんな放心の私を悠々と抱えた彼は、人形状態の沢城都をベッドの上に座らせる。

 そして、私が声をあげる前に口を塞ぎ、そのまま体重をかけて押し倒した。


 ……あ。


 …………あぁ!?


 我に返っても既に遅い。どう考えても接近戦は反則。私が純粋な力で君に勝てるわけがないじゃない!
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