Two Strange InterestS
授業の合間をぬって集合した私たちは、おなじみの場所で向かい合わせに座り、相変わらずのトークを繰り広げているのである。
まぁ、話は私と新谷氏のことばかりなのだが……彼から言付かった綾美本(と、命名しておこう)の感想を彼女に告げると、「そう、そうなのよ! 最近はホストやセレブがもてはやされてるけど……でも、あたしは社長と秘書がいいの!」と、何度も何度も頷きながら力説する。
やめい。アンタ、恥じらいがなさすぎるんぢゃ。
私がメニューで彼女の頭を叩き、ようやく沈黙。しかし、にゅっと鞄から取り出した次の本をちゃっかり私に手渡すのは忘れない。
「でも、都に彼氏が出来るとはねぇ」
彼女が昼食のパスタをすすりながら、よーやく女子大生らしい(まぁ、実際綾美は専門学生だから、女子大生じゃないんだけど、細かいことは気にしないことにしてね)言葉を呟き、私を見つめた。
彼女の綺麗な瞳にストレートで見つめられ、思わずドキっとする。
まぁ、話は私と新谷氏のことばかりなのだが……彼から言付かった綾美本(と、命名しておこう)の感想を彼女に告げると、「そう、そうなのよ! 最近はホストやセレブがもてはやされてるけど……でも、あたしは社長と秘書がいいの!」と、何度も何度も頷きながら力説する。
やめい。アンタ、恥じらいがなさすぎるんぢゃ。
私がメニューで彼女の頭を叩き、ようやく沈黙。しかし、にゅっと鞄から取り出した次の本をちゃっかり私に手渡すのは忘れない。
「でも、都に彼氏が出来るとはねぇ」
彼女が昼食のパスタをすすりながら、よーやく女子大生らしい(まぁ、実際綾美は専門学生だから、女子大生じゃないんだけど、細かいことは気にしないことにしてね)言葉を呟き、私を見つめた。
彼女の綺麗な瞳にストレートで見つめられ、思わずドキっとする。