Two Strange InterestS
「だって貴女……漫画とかゲームとか、そういうのが好きなんでしょう? オタクって、自分の世界に相手を巻きこもうとするんです。先輩は優しいから、貴女を否定しないだろうし……貴女のせいで先輩がまたそっちの世界に染まっちゃうなんて、絶対ダメ」
だから、心配しなくても彼は私と同類だよ?
口に出せない歯がゆさを感じながら、ふと、疑問に感じることがある。
「何が好きなのか、それは私や彼の自由でしょう? 私の影響だろうが何だろうが……宮崎さんが否定することはないんじゃない?」
「あんなカッコよくて優しい先輩がオタクになっちゃうなんて絶対ダメです。イメージダウンもいいところだわ」
私を睨んだまま彼女は断言し、ため息をついた。
「オタクなんて……考えてることはアニメのことばっかりで気持ち悪いし、そもそも「そういう世界」に本気になってるってところもイタいし。先輩はそんな人じゃない。貴女が近くにいなければ、そんな人にはならない」
それに対して色々言いたいことはある。だけど、とりあえず今、私の個人的な意見はどうでもよくて。
だから、心配しなくても彼は私と同類だよ?
口に出せない歯がゆさを感じながら、ふと、疑問に感じることがある。
「何が好きなのか、それは私や彼の自由でしょう? 私の影響だろうが何だろうが……宮崎さんが否定することはないんじゃない?」
「あんなカッコよくて優しい先輩がオタクになっちゃうなんて絶対ダメです。イメージダウンもいいところだわ」
私を睨んだまま彼女は断言し、ため息をついた。
「オタクなんて……考えてることはアニメのことばっかりで気持ち悪いし、そもそも「そういう世界」に本気になってるってところもイタいし。先輩はそんな人じゃない。貴女が近くにいなければ、そんな人にはならない」
それに対して色々言いたいことはある。だけど、とりあえず今、私の個人的な意見はどうでもよくて。