Two Strange InterestS
彼――新谷薫との出会いは、もう2ヶ月ほど前だろうか。大学に入学した直後、とあるサークルの入会お試しコンパにて、たまたま隣に座って話したのがキッカケだった。
新入生だけで20名参加、あくまでも入会を強制しない「お試しコンパ」なので、友達作りを目的に参加している人も多い。
かくいう私もその一人だったのだが……お互い新入生であること、私も人と話すのは嫌いじゃないこと、彼は外見と人当たりに関しては、少なくともその場の誰が見てもパーフェクトであることなどの要素もあり、当時は互いの趣味嗜好など知る由もないから、当たり障りのない一般的な話題で近くの席にいた数人と一緒にワイワイガヤガヤと……「大学生っぽく」盛り上がったのだ。
それに、女性陣から一番熱い眼差しを向けられていたのも彼だったし……私も正直、いい人だなぁ、と、珍しい感情を抱いたことは事実。だから余計、印象に残っていたのかもしれない。
ただ、学部が違えばサークル活動でもしない限り接点はない。私の場合、結局サークルには所属せず、バイト学生の道を選んだ。理由は勿論、自由に使えるお金を稼ぎたいからである。年齢的にも無事解禁になったことだし……何に使うかは乙女の秘密ってことで。
新入生だけで20名参加、あくまでも入会を強制しない「お試しコンパ」なので、友達作りを目的に参加している人も多い。
かくいう私もその一人だったのだが……お互い新入生であること、私も人と話すのは嫌いじゃないこと、彼は外見と人当たりに関しては、少なくともその場の誰が見てもパーフェクトであることなどの要素もあり、当時は互いの趣味嗜好など知る由もないから、当たり障りのない一般的な話題で近くの席にいた数人と一緒にワイワイガヤガヤと……「大学生っぽく」盛り上がったのだ。
それに、女性陣から一番熱い眼差しを向けられていたのも彼だったし……私も正直、いい人だなぁ、と、珍しい感情を抱いたことは事実。だから余計、印象に残っていたのかもしれない。
ただ、学部が違えばサークル活動でもしない限り接点はない。私の場合、結局サークルには所属せず、バイト学生の道を選んだ。理由は勿論、自由に使えるお金を稼ぎたいからである。年齢的にも無事解禁になったことだし……何に使うかは乙女の秘密ってことで。