☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



隣りのクラスに入り、義人を見付けて近寄る。



「ねぇ…。」



「何?」



冷たい返事。



胸がギュッと締め付けられた。



「ちょっと良い?」



義人を廊下に呼び出して、加賀君に言われた内容を話す。



「………」



何も言わずに、あたしの教室に入って行った。



その後を慌てて追い掛けたあたし。


何が始まる訳?



ケンカとかしないでよね…。



加賀君の前に立つ義人はダルそうにしていて、



「諦めろ…。」



の一言だけを加賀君に言い放った。


< 102 / 210 >

この作品をシェア

pagetop