☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
…義人の家…
学校から、ずっと引っ張られ、着いた先は義人の家だった。
部屋に無理矢理、押し込まれると…。
いきなりあたしの体が包まれた。
大きな義人の胸の中…。
そして、何も言わずにキスを落とす。
甘いキスが、
このキスをずっと待って居た。
暫くしていなかったから…。
ずっと求めていたんだ。義人の温もりを……。
ゆっくりと離す唇。
あたしをジッと見る義人。
何かを言いたそうな顔。
「多栄…。」
「ん?」