☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
ブルブル…。
ポケットの携帯が震えた。
ん?
もう、授業はじまっちゃうのに。
開けた携帯には義人からのメール。
【屋上に来い。ヨシト】
それを見て、直ぐに屋上に向かった。
屋上に着くと、
「遅い!!」
なんて威張ってる義人の姿。
「走って来たわよ!!」
言い返してやった。
「ここ、来いよ。」
義人はあたしを近くに呼んだ。
「う、うん。」
ゆっくりと近付いて、
「どうしたの?」