☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



そこに現われたのは、加賀君。



あたしと義人に向かって、



「仲良くやれよ!」



なんて笑顔で言う。



「お前に言われなくても仲良くやってる!」



「でも、そんな冷たくばっかしてたら、逃げられんぞ!」



ハッハッ。
って、笑ってるし。



加賀君が言う様に、冷たい態度よりも…もっと優しくしてほしいけど。


義人にそれを望むのは間違っているのかな?



「じゃあ、なぁ!」



手を振り、屋上を後にした加賀君。


一体、何しに来たのか?



あたしは首を傾げていた。



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