☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
ジーンと胸が痛くなった。
傷付いたと言うか、寂しかった。
なぜ?
仲良くしてくれないの?
理由を聞こうとしたその時。
あたしの目の前に人が立った。
見上げたそこには、義人クンが隣りの席の子を思いっ切り睨んでいた。
??
どしてそんなに怖い顔してるの?
「てめ…。」
「なんだよ?」
二人は今にもケンカしそうな雰囲気。
「やめてよ?どうしたのよ?二人とも!!」
すると、あたしの腕を引っ張って早歩きをして教室から出た。