☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
義人の家を出ようとした時、玄関に一人の女性が…。
「あら?あなたが多栄ちゃん?」
「そうですけど…。」
この女性は?
目をまるくしているあたしに微笑んでいる。
綺麗な整った顔の女性。
義人のお母さんにしては若過ぎるし?
お姉さん?なんて話聞いた事ないよ。
「もう帰るの?」
「は、はい…。」
「また、いらっしゃいね!」
その女性は家の中に入って行った。
あの人は一体誰?なぜあたしを知ってるんだろ?
「ねえ?あの人…。」
「あぁー、おばさん。」