☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
「そうだけど…。」
「大丈夫。すべてが上手く行くって!俺を信じろ。」
真直ぐにあたしの目を見る義人の瞳が真剣過ぎて…。
胸がキュンと高鳴った。
その綺麗な瞳に吸い込まれるあたし。
信じるしかないって、そう思ったんだ。
あたしの家に辿り着くとやっぱり寂しくて。
離れたくなくって。
義人のズボンを引っ張る。
「どうしたんだよ。」
優しくあたしの頭に手を乗せた。
そして、覗き込む義人の顔を上目遣いで見る。
「その顔ヤバイ…。」