☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



「もう家族になるんだから、気使わなくていいよ?」


立ち上がったママに、



「どこか行くの?」



「義人君、ゆっくりして行くんでしょ?ママこれから出掛けてくるわー。」



そう言い残し、出掛けて行った。



「部屋来る?」



「おー。」



二人残されたあたし達は二階に上がる事にした。



ママったら~、気使わなくていいのに!



あたしの部屋に入ると、スーツを脱ぎ、そしてネクタイを緩めた。



「あぁー!緊張したー!」



なんて言いながらあたしの肩に凭れる義人が可愛い。


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