☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
「すっごい汗。」
髪を掻き上げる義人の前髪が濡れていた。
その仕草が愛しく思えたあたしは義人のほっぺにキスをした。
驚く義人は、耳まで真っ赤にして固まっている。
「…ご、ごめん。」
「謝るなよ…。」
義人がテレてる。
ギュッとしちゃっても良いよね?
ギュッ…。
あたしの義人の腰に手を回し抱き付いた。
「お前から、こんな事されたら…止まんないよ?」
「へ?」
そんなつもりではなく…。
と、思った時にはすでに遅かった。