☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~
…次の日…
あたしは義人の部屋に来ていた。
「ねぇ?」
「ん?」
「あたし達が結婚なんて信じられないね?」
「そか?」
「そうだよー!で、あたしのどこが良くて結婚な訳?」
今まで聞けなかった事を言った。
結納は済み、婚約してんだから!この際聞いてやるっ。
「俺がそうしてーて思ったから?」
目を逸らして言った義人。
「ふーん。じゃあ好きって言って?」
「はぁ?何言ってんだ?お前!」
オドオドした様子で落ち着かない義人の顔を覗き込む。