☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



「あたしも…スキ。」



二人して向かい合って、しかも正座して!



あたし達。
ホント!バカップル??



冷たい義人も優しい義人も、義人には変わりない。



あたしも義人も顔が緩んでクスクス笑い出した。



「ねぇ?一年の時から…の続き教えて?」



「言わねぇ!」



意地悪な笑顔の義人は優しくあたしの唇に触れる。



柔らかい感触が優しくてキスに神経が集中する。



離れた唇が動いた。



「一年の時からスキだった…。」



それだけ言うと再びキスを交わす。


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